人気ブログランキング | 話題のタグを見る
幼き記憶と淡き感覚

夏の匂いがする。

海は遠いけれど、潮の香りを想う。
夕立のあとの、樹々や土の香りを想う。

どこかこどもの頃の夏祭りの帰りみたいな、
そんな不思議なきもちでトボトボと郵便局から
かえってくる。

何か満ち足りないような、ずっと歩いていたいような、
甘えていたいような、まだ眠りたくないような、
不思議な感覚。

ドン、ドンと木々の隙間からみえた遠くの花火。
運動会のあとにもらった一粒の飴ちゃんの喜び。

感覚と記憶が交錯する今日みたいな日は
そっとお布団の中でそういう想いにくるまって眠りたい。

そんな風にも思うのです。



saji
# by sajimart | 2009-07-21 18:27
マッチラベル
マッチラベル_c0126203_17461997.jpg紙好きです。

いさぎよい色とデザイン、ちょっとザラッとした
紙質がいいマッチラベルに出会いました。

そして昨日パリからおばが一時帰国。
頼んでおいた切手が届いてウキウキ。
今から500近くある切手をくまなくみたいと思います。

おばといってもsaji と10歳違い。
なんとなく姉のような感じ。
彼女、小学生で早くも
”おばさん”称号を与えられていた。
なんだか気の毒だけども。

パリで学芸員の資格をとったおばは親戚の中では何かと話せる存在。
創れないけど、観ることが得意なのでするどいコメントをくれます。
こないだも作品みてもらってコメントを。
パリ的視点も入ったので参考になったなぁ。

いつかパリで個展がしたいです。


saji
# by sajimart | 2009-07-18 18:05
ひっしのパッチ
これ、関西弁なんやてね?

しらんかったわぁ。
万国共通語やとおもてたわぁ。

この”ひっしのパッチ”を関東圏で日常使いしたら
<え?> 何度も言われ。
<なんでしらんねん!>
ウチ間違ってへんで状態で言いましたが、
もはや外国語扱い。

”とても一生懸命な感じ”
平たくいうとこんな意味なんだけど、なんかちゃう。
このサラっとした感じに勢いプラスして気持の臨場感
伝えるべくして関西人は使いこなしてるように思われる。
そして、イントネーションかえてシーンごとに使いわける。

<ひっしのパッチやで!>/いままさにやってますよ風。
<自分ひっしのパッチや〜ん>/相手に賞賛の気持こめて。
<もう、ひっしのパッチやったわぁ…>/ちょっとやりきった余韻風。

実に便利。

しょーもないことについて語りましたが、
あまりに通じなくて結構衝撃だったんです、わたし。
外国語関西弁について語る、また次回をお楽しみに。

みなさん連休いかがお過ごしですか?


saji


追伸/こども活動メンバーでバーベキュー。
ダッチオーブンでつくったミートローフ絶品なり。

ひっしのパッチ_c0126203_1732881.jpg
# by sajimart | 2009-07-18 17:11
Alice
Alice_c0126203_1323173.jpg
ヤン・シュヴァンクマイエルの「アリス」。

実写とアニメを組み合わせた作品で、
昨今まれにみるハマりよう。
もともと好きな映画の中に
「不思議の国のアリス」あるけども、
なんかこれはちょっと別格。
もはや不気味の国のアリス。
小物に目はいくし、
ウサギの歯はカタカタいってるし、
小さくなったアリスは蝋人形状態やし、
不気味可愛いホラーか?!
もー、いちいち気になる気になる。

作品は緻密さのあまり1年に15分ほどしか作れないらしく、
84分の作品の完成までに3年かかったらしいのです。
すごい作品だぁ。

その他、制作に集中しはじめるとよく夜に映画をみるのですが
いま「マルタのやさしい刺繍」「クレールの刺繍」みてます。
なぜか刺繍ものばかり。
刺繍にハマってるとかじゃないんやけど。
なぜか、、、。

マルタをみてると、おばぁちゃんて可愛いなぁと憧れちゃいます。

えー、そしてそろそろHPをプチリニューアルしようと
かんがえちゅ〜。



saji
# by sajimart | 2009-07-16 13:18
ピアニスト
「7本しか指がないのではなく、
生まれたときから指が7本で、これが自然」
小林夏衣さん、高校生のピアニスト。

先日こんなステキな10代の女の子がいる事を知りました。

「ないものに目を向けるのではなく、あるものに目を向ける」
夏衣さんのお母さん。

”与えられたものに感謝をする”

これを当たり前のようにピアノを、体を、
自分を通して発信しているこの親子にいたく感動しました。

10本指で弾く事を前提にかかれた譜面を7本で弾けるよう
自分流をみつけてショパンの「革命」を演奏していて
度肝抜かれました。

出来ないのではなくて、出来るように”自分流”を生み出す。
モノが豊な世の中では中々見失いがちよね。

しかしまったくそれがハンデだとは思えず普通、もはや
”指が7本のピアニスト”というのもおかしいと思わせてくれる程だった。
こんなステキな女の子がいると思うと、嬉しい気持ち。
頑張らなくちゃね。

、、、そんなわたしは若干ヒッキーです。
締め切りがぁ。。。
なんかこんないい話のあとで、
これがなぜかちっぽけでしょーもないことに
聞こえるのはわたしだけだろうかぁ。。。


saji

ピアニスト_c0126203_12515187.jpg
# by sajimart | 2009-07-16 12:57